「股関節症(こかんせつしょう)」の手術件数の全国病院ランキングです。2017年の実績ベース。厚生労働省(厚労省)のデータに基づいています。股関節症専門の医師がいる全国の病院が対象です。1位は千葉の船橋整形外科病院。2位は札幌外科記念病院、3位は東京の玉川病院となっています。(医療・介護情報メディア「リトリート」編集部 大畑亮介

股関節症の手術件数ランキング(全国トップ30)~2020年度実績

<出典>

順位 病院名 手術数
1位 船橋整形外科病院
(千葉県船橋市)
898
2位 札幌外科記念病院
(札幌市)
561
3位 玉川病院
(東京都世田谷区)
517
4位 さっぽろ病院
(札幌市)
449
5位 あんしん病院
(兵庫県神戸市)
433
6位 北水会記念病院
(茨城県水戸市)
401
7位 国立大阪医療センター
(大阪市)
397
8位 えにわ病院
(北海道恵庭市)
344
9位 さいたま赤十字病院
(さいたま市)
324
10位 佐賀大学病院
(佐賀市)
317
11位 埼玉協同病院
(埼玉県川口市)
306
12位 九州大学病院
(福岡市)
292
13位 JR東京総合病院
(東京都渋谷区)
272
14位 慶友整形外科病院
(群馬県館林市)
232
15位 JCHO大阪病院
(大阪市)
230
16位 友愛医療センター
(沖縄県豊見城市)
206
17位 座間総合病院
(神奈川県座間市)
204
18位 川崎医科大学病院
(岡山県倉敷市)
201
都立多摩総合医療センター
(東京都府中市)
20位 滋賀県立総合病院
(滋賀県守山市)
200
21位 大阪労災病院
(大阪府堺市)
198
22位 仙台赤十字病院
(宮城県仙台市)
195
23位 市立伊丹病院
(兵庫県伊丹市)
194
24位 藤田医科大学病院
(愛知県豊明市)
191
25位 九州労災病院
(福岡県北九州市)
176
26位 松戸市立総合医療センター
(千葉県松戸市)
171
順天堂大学医学部附属練馬病院
(東京都練馬区)
28位 愛媛大学医学部附属病院
(愛媛県東温市)
168
29位 松山赤十字病院
(愛媛県松山市)
164
30位 北里大学病院
(神奈川県相模原市)
162

【2017年実績】股関節症の手術件数ランキング

順位 病院名 手術数
1位 船橋整形外科病院
(千葉)
971
2位 玉川病院
(東京)
758
3位 札幌外科記念病院
(北海道)
750
4位 湘南鎌倉人工関節センター
(神奈川)
680
5位 えにわ病院
(北海道)
465
6位 北水会記念病院
(茨城)
449
7位 さっぽろ病院
(北海道)
434
8位 さいたま赤十字病院
(埼玉)
419
9位 佐賀大学病院
(佐賀)
409
10位 あんしん病院
(兵庫)
383
11位 座間総合病院
(神奈川)
362
12位 埼玉協同病院
(埼玉)
340
13位 山形済生病院
(山形)
326
14位 JR東京総合病院
(東京)
307
15位 名古屋整形外科・人工関節クリニック
(愛知)
294
16位 JCHO大阪病院
(大阪)
289
17位 松田病院
(宮城)
275
関西医科大学病院
(大阪)
275
19位 川崎医科大学病院
(岡山)
270
20位 九州大学病院
(福岡)
254
21位 中之島いわき病院
(大阪)
251
市立伊丹病院
(兵庫)
251
23位 北里大学病院
(神奈川)
250
24位 丸の内病院
(長野)
249
25位 都立多摩総合医療センター
(東京)
239
26位 善衆会病院
(群馬)
236
27位 国立大阪医療センター
(大阪)
234
28位 金沢医科大学病院
(石川)
232
29位 慶應義塾大学病院
(東京)
231
山口県立総合医療センター
(山口)
231

変形性関節症

病気のあらまし

加齢や外傷により関節の軟骨が変性し、あるいは磨耗を起こす病気で、進行に伴い骨も変形していきます。

骨関節炎ともいいます。

症状

関節の動きに伴う違和感、痛みや動きの制限がよくみられます。

炎症の程度により関節内に水がたまったり、関節がはれて熱をもつこともあります。

初期には動きはじめに痛みを感じることが多いようです。

経過・予後・治療

軟骨の変性・磨耗や骨の変形は、時間とともにすこしずつ進行します。

しかし、症状もそれに比例してわるくなるとは限りません。

急激に関節の変形・破壊が進んで、手術が必要になることもあります。

初期には安静にして、消炎鎮痛剤の外用薬(湿布・軟膏など)あるいは内服薬を使用します。

進行を防ぐには、関節周囲の筋力を増強すると効果があると考えられています。

肥満の人には減量も効果的なことがあります。

変形が進行して、痛みのコントロールが不良な場合には手術(人工関節置換術など)することもあります。

<引用文献>
「新検査のすべてがわかる本―健康診断と検査結果を生かす」