「網膜剥離(もうまくはくり)」、「糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)」などの手術件数の全国病院ランキングです。2017年の実績ベース。厚生労働省(厚労省)のデータに基づいています。専門医師がいる全国の病院が対象です。1位は茨城の小沢眼科内科病院。2位は愛知の藤田医科大学病院、3位は大阪の多根記念眼科病院となっています。(医療・介護情報メディア「リトリート」編集部 大畑亮介)
手術件数ランキング(全国トップ30)~2017年実績
| 順位 | 病院名 | 手術数 | 
|---|---|---|
| 1位 | 小沢眼科内科病院 (茨城)  | 
                1502 | 
| 2位 | 藤田医科大学病院 (愛知)  | 
                1468 | 
| 3位 | 多根記念眼科病院 (大阪)  | 
                1397 | 
| 4位 | 杏林大学病院 (東京)  | 
                1383 | 
| 5位 | 大阪労災病院 (大阪)  | 
                1202 | 
| 6位 | 眼科杉田病院 (愛知)  | 
                1191 | 
| 7位 | 出田眼科病院 (熊本)  | 
                1189 | 
| 8位 | 林眼科病院 (福岡)  | 
                1159 | 
| 9位 | 東北大学病院 (宮城)  | 
                1056 | 
| 10位 | 西葛西・井上眼科病院 (東京)  | 
                1008 | 
| 11位 | 東京医科大学病院 (東京)  | 
                943 | 
| 12位 | 横浜市立大学市民総合医療センター (神奈川)  | 
                 931 | 
| 13位 | ツカザキ病院 (兵庫)  | 
                 847 | 
| 14位 | 獨協医科大学埼玉医療センター (埼玉)  | 
                 794 | 
| 15位 | JCHO中京病院 (愛知)  | 
                764 | 
| 16位 | 埼玉医科大学病院 (埼玉)  | 
                 752 | 
| 17位 | 名古屋大学病院 (愛知)  | 
                 751 | 
| 18位 | 日本大学病院 (東京)  | 
                750 | 
| 19位 | 熊本大学病院 (熊本)  | 
                749 | 
| 20位 | 東邦大学医療センター佐倉病院 (千葉)  | 
                730 | 
| 21位 | 自治医科大学病院 (栃木)  | 
                719 | 
| 22位 | 千葉大学病院 (千葉)  | 
                715 | 
| 23位 | 広島大学病院 (広島)  | 
                705 | 
| 24位 | 総合新川橋病院 (神奈川)  | 
                696 | 
| 25位 | 眼科三宅病院 (愛知)  | 
                691 | 
| 26位 | 大島眼科病院 (福岡)  | 
                678 | 
| 27位 | 宮田眼科病院 (宮崎)  | 
                672 | 
| 28位 | 順天堂大学浦安病院 (千葉)  | 
                671 | 
| 29位 | 岩手医科大学病院 (岩手)  | 
                654 | 
| 30位 | 兵庫医科大学病院 (兵庫)  | 
                651 | 
網膜剥離
病気のあらまし
網膜剥離にはいくつか種類がありますが、眼底の網膜に裂孔ができ、網膜が剥離するのが裂孔原性網膜剥離です。
症状・経過
剥離した部位の視野が見えなくなり、剥離が黄斑部に及ぶと視力も低下します。
進行がおそいこともありますが、一般的には急速に進行し放置すると失明します。
また、早く手術をしないと、治ったあとの視力回復が思わしくありません。
治療
治療は手術です。
眼球の外側からおこなう強膜内陥術と、内側からおこなう硝子体手術があります。
糖尿病網膜症
病気のあらまし
糖尿病網膜症は、緑内障とともに失明の大きな原因となる病気で、単純網膜症(良性網膜症)と増殖網膜症(悪性網膜症)があります。
単純網膜症では網膜に出血や白斑などが起こります。
増殖網膜症では硝子体出血や牽引性網膜剥離、血管新生緑内障などが起こります。
症状・経過
自覚症状がなく進行し、やがて視力低下をきたします。
回復は困難です。
検査・治療
眼底検査などの一般の眼科検査をおこない、進行した段階では蛍光眼底造影検査をします。
血糖のコントロールに努めます。
進行したときはレーザーによる網膜光凝固術や硝子体手術などで治療します。
<引用文献>
「新検査のすべてがわかる本―健康診断と検査結果を生かす」
病院ランキング